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複利計算の恐ろしさ




今回はスタンダードな投資話を・・・。

お金の運用をはじめるときに頭に入れておきたいのが複利計算です。

最近は金利も上がってきましたが、それでも1年物の定期預金が年0.3〜0.6%といったところです。

さて、翻って株の話ですが、株だと年どころか、週に数パーセント動くこともザラにあります。

そこで元手100万円のお金が1回につき、5%増えたときの
増え方が下のグラフのエンジ色の棒グラフです。

ここであえて「回数」と書いたかというと、
人によって、ここの定義は変わるかもしれないからです。
ある人は「回数」でしょうし、これを年毎に描いたと置き換えてもらってもかまいません。


ちなみに緑色は1回につき2%増えた場合の増え方
黄色は同じく1回につき5%増える場合ですが、元手が150万の場合です。

100万円を元手に、1回につき5%ずつ増やすことが出来たなら
49回目(49週、49ヶ月、49年後)には1000万円を突破します。
それに引き換え、2%ですとせいぜい260万程度です。(それでも2.5倍になります。)

ですので大事なことは、
★数パーセントで良いからコンスタントに勝ち、負けない戦いをする。1000円でも勝ちは勝ち。
★勝っても浪費せず再投資に回す。

アインシュタインも偉大な発明と称えた、この複利計算の恐ろしいところは2つ。

@もちろんですが・・・
借金もこうなることを忘れてはいけません。
(なるべく単利が良いですね〜。そんなところ有るかな・・・)

A100万円からコンスタントに5%ずつ負け続ける場合と比較してみると

49回目までずっと勝ち:(1.05)^48*1000000=10401269円 つまり
10.401269
49回目までずっとまけ:(0.95)^48*1000000=85257円     つまり0.085257倍=
1/11.729

つまり、勝つ時の資産の増加率も浮かれたくなりますが
複利(複損??)で減るときの減少率がもっともおそろしい・・・。


当然といえば当然ですが、これを株雑誌は書かないので
ここであえて書かせていただきました。
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